歯が抜けた

応急処置

抜けた歯は、再植可能な場合があるため、清潔な布で優しく拭き、牛乳か生理食塩水に浸して歯科医へ持参してください。

抜けた部分から出血がある場合は清潔なガーゼで圧迫し、出血を抑えます。痛みがある場合は、市販の鎮痛剤を服用し、早急に歯科医院への受診をおすすめします。

腫れを防ぐために、冷たいアイスパックを頬の外側にあてることも効果的です。

考えられる原因

歯が抜ける原因としては、進行した歯周病による歯の支持組織の破壊、深い虫歯による歯の強度の低下、外傷や事故による急激な衝撃、あるいは抜歯の結果として抜けることがあります。

また、栄養不足や特定の病気が関連している場合もあります。

定期的な歯科検診で早期発見し、適切な処置を行うことが重要です。

当院の治療法

歯が抜けた場合の治療は、その原因と歯が抜けた状況によって異なります。

再植が可能な場合は、抜けた歯を元の位置に戻す処置が行われます。

再植不可能な場合や選択としては、インプラント、ブリッジ、部分入れ歯などの選択肢があります。

インプラントは、歯の根を人工的に再現し、その上に人工歯を設置する方法です。

ブリッジは、隣接する健康な歯を利用して抜けた歯を補う方法で、部分入れ歯は取り外しが可能な義歯です。

これらの治療にはそれぞれ長所と短所があり、費用や治療期間、審美性、患者さんの全体的な口腔の健康状態を考慮した上で、歯科医師と相談のうえ選択されます。

定期的なメンテナンスが必要であり、特にインプラントにおいては、術後の清掃が極めて重要です。